外壁塗装に使う塗料9種類の特徴比較!プロが教える後悔しない選び方

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外壁塗装に用いられる塗料には、アクリルやウレタン、シリコン、フッ素、ラジカル制御など、さまざまな種類があります。本記事では、それぞれの特徴・価格・耐用年数を比較します。 自宅の美観を維持するためだけでなく、家屋全体の耐久性を守るためにも、定期的な外壁塗装の実施がおすすめです。しかし、いざ業者に依頼しようと思っても「塗料の種類が多すぎてよく分からない」「塗料によって価格が違うけど、効果はどう変わるの?」と悩んだことはありませんか? この記事では、外壁塗装に使われる9種類の塗料について、それぞれの特徴や耐用年数、価格帯をわかりやすく解説します。初めての塗り替えでも納得して選べるよう、比較しながらプロの視点でご案内しましょう。

外壁塗装に使う塗料の種類と特徴

外壁塗装に使われる塗料には、価格や耐久性、機能性の異なるさまざまな種類があります。 ● アクリル塗料 ● ピュアアクリル塗料 ● ウレタン塗装 ● シリコン塗料 ● フッ素塗料 ● 無機塗料 ● ラジカル制御塗料 ● ナノテクノロジー塗料 ● 光触媒塗料 塗料の選び方次第で、メンテナンスの周期やトータルコストも大きく変わってきます。ここでは、一般的に使用される9種類の塗料について、それぞれの特徴や耐用年数、価格帯などを比較しながら紹介します。

アクリル塗料

メリット 価格が安い 発色が良い 軽量かつ柔軟で塗りやすい カラーバリエーションが多い デメリット 紫外線に弱く、耐久性が低い 水分を通しやすい 耐用年数 3~7年 価格帯(㎡あたり) 1,000~1,500円 アクリル樹脂を主成分とする塗料です。安価で塗りやすく、発色もよいことが強みです。かつては主流の塗料でしたが、現在では耐久性の低さから採用頻度は下がっています。短期間で塗り替える予定がある場合や、予算を抑えたいときに検討されることがあります。

ピュアアクリル塗料

アクリル塗料のなかでも、高純度のアクリル樹脂を使用したものがピュアアクリル塗料です。従来のアクリル塗料に比べ、15年は耐用年数が見込まれるなど非常に耐久性が高く、防水性にも優れているため、塗り替え周期を延ばしたい方に適しています。

ウレタン塗料

メリット 密着性が高く、さまざまな素材に塗装可能 弾性があり、ひび割れしにくい 価格が比較的安い デメリット 耐久性は中程度 紫外線に弱く、変色しやすい 耐用年数 7~10年 価格帯(㎡あたり) 1,500~2,000円 ウレタン塗料は、木部や雨樋などの付帯部分に多く使われます。かつては外壁塗装に使われる機会も多かったものですが、近年ではウレタン塗料よりも耐久性に優れ、コストパフォーマンスもよいシリコン塗料が登場したことで、使用される頻度は減っています。

シリコン塗料

メリット 耐候性が高い コストパフォーマンスがよい 汚れにくくメンテナンスが楽 デメリット 弾性がやや低く、ひび割れに弱い 高耐久型の製品はやや価格が高め 耐用年数 8~15年 価格帯(㎡あたり) 1,800~3,500円 シリコン塗料は、現在の外壁塗装で最も主流とされる塗料です。耐久性と価格のバランスに優れ、住宅の外壁に適した選択肢として多くの業者が提案しています。

フッ素塗料

メリット 非常に高い耐候性・耐久性 塗り替え頻度を抑えられる デメリット 価格が高い 塗料が伸びにくく、施工には高い技術が必要 耐用年数 15~20年 価格帯(㎡あたり) 3,500~5,000円 フッ素塗料は、公共施設や高層ビルにも使われる高耐久塗料で、長期間メンテナンスを避けたい方に適しています。注意点として、初期費用は高めであることと、施工には技術がですが、塗り替えサイクルを延ばしたい方にはおすすめです。

無機塗料

メリット 耐候性が非常に高い 燃えにくく、不燃性に優れている カビやコケが生えにくい デメリット 価格が高い 塗膜が硬く、ひび割れしやすい 耐用年数 15~25年 価格帯(㎡あたり) 4,000~5,500円 無機塗料は、ケイ素やセラミックを主成分とした塗料です。自然劣化に強く、長期間美観を保てるため、高機能住宅やメンテナンス頻度を減らしたい方に適していますが、高性能である分高価な塗料です。

ラジカル制御塗料

メリット 紫外線による劣化を抑える コストパフォーマンスが高い 外壁の美観が長持ちする デメリット 新しい技術のため、施工実績が少ない業者もある 耐用年数 12~16年 価格帯(㎡あたり) 2,500~3,500円 外壁塗装の現場において、ラジカルとは、樹脂や有機顔料を劣化させるエネルギーのことを指します。このラジカルが発生すると、塗料の中にある顔料を破壊し、チョーキング現象(白い粉が出る現象)や塗膜の劣化が早まってしまうのです。 ラジカル制御塗料とは、このラジカル発生を抑える新技術を用いた塗料として、近年注目を集めています。

ナノテクノロジー塗料

メリット 超微粒子による高密着・高撥水性能 セルフクリーニング機能がある 通気性と防水性を両立 デメリット 比較的新しい塗料で価格にバラつきがある 耐用年数 10~17年 価格帯(㎡あたり) 2,300~4,500円 ナノテクノロジー塗料は、ナノサイズの粒子が隙間なく密着することで、水や汚れを弾く性能に優れています。雨で汚れが流れ落ちる「セルフクリーニング」効果が期待できるのも特長です。

光触媒塗料

メリット 太陽光によって汚れを分解し、雨で洗い流す 防カビ・抗菌効果がある 空気浄化効果もある デメリット 太陽光が当たらない場所では効果が弱い 施工費が高め 耐用年数 15~20年 価格帯(㎡あたり) 3,500~5,500円 光触媒塗料は、太陽の紫外線によって外壁の汚れを分解し、雨で洗い流す機能を持つ高機能塗料です。美観の維持と環境対策を重視する住宅におすすめです。

外壁用塗料の選び方

外壁塗装で使われる塗料には多くの種類がありますが、選択肢が多いがゆえに「何を基準に選べばいいのかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。ここでは、後悔のない塗料選びのために意識すべき4つの視点をご紹介します。

長い目で見たトータルの費用や手間を考える

塗料選びの際は、初期費用だけでなく、何年後に再塗装が必要になるかといった長期的な視点で考えることが大切です。 たとえばアクリル塗料は安価ですが耐久年数が短く、早期の塗り替えが必要になります。反対にフッ素や無機塗料は初期費用こそ高めですが、15年以上もつため、結果的にメンテナンス回数を減らすことができ、トータルでお得になる場合があります。

目的や環境に合わせて使い分ける

「なるべく長持ちさせたい」「外観をきれいに保ちたい」「雨が多い立地で防カビ効果が欲しい」など、ご自宅の立地条件や希望に合った塗料を選ぶことが重要です。 たとえば、湿気が多い地域では、カビやコケの発生を抑える無機塗料や光触媒塗料がおすすめです。一方、汚れにくさを重視するならラジカル制御塗料やナノ塗料が効果的です。

艶あり・艶なしも意識する

見落としがちなポイントが「艶の有無」です。艶あり塗料は汚れがつきにくく、光沢のある外観に仕上がります。一方、艶なし塗料は落ち着いたマットな印象を演出でき、自然な風合いを好む方に人気です。 艶の有無は、見た目の印象だけでなく、耐久性や汚れの付きにくさにも影響します。希望する仕上がりに応じて選びましょう。

迷ったら業者に相談する

インターネットの情報だけで判断するのが難しい場合は、施工実績が豊富な塗装業者に相談しましょう。住宅の立地や外壁材の状態に応じた提案が期待できるため、より適した塗料選びが可能になります。 見積もりの段階で複数の塗料を提案された場合でも、なぜその塗料が選ばれているのか、具体的な理由を尋ねてみることが納得への第一歩です。 アイテックでは、外壁塗装・屋根塗装に関する相談を受け付けております。 外壁塗装・屋根塗装に関する詳しい情報や施工例については、 こちらのページ をご覧ください。

まとめ

外壁塗装に使われる塗料は種類が多く、それぞれに耐久性や価格、機能性の違いがあります。自宅の環境や希望に合わせた塗料を選ぶことで、見た目の美しさだけでなく、メンテナンスコストの削減にもつながります。 判断に迷ったときは、信頼できる専門業者に相談するのが安心です。アイテックでは、神奈川県を基盤として、外壁塗装や屋根塗装を行っています。地域密着型だからこそのきめ細かい対応と豊富な実績で、最適なリフォームプランを提供します。 日本住宅保証検査機構(JIO)登録業者として保証もご用意し、長期のメンテナンスやアフターサービスも充実しているため、安心してご依頼いただけます。お見積もりも無料で承っておりますので、まずはぜひお気軽にアイテックまでご相談ください。

 

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