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ご近所でお世話になっております
株式会社アイテックです
本日は外壁塗装の
コーキング(シーリング)材についてお話しさせて頂きます
テーマの性質上、専門用語は入ってしまいますが、できる限りわかりやすく選定時の注意点などもご説明させて頂きます
尚、この記事では呼び名をコーキングに統一してお話ししていきます。
目次
外れていて平気?コーキングの重要性
![コーキングの重要性](https://i-tec-jp.com/struct/wp-content/uploads/5BFD5295-BEFD-4205-BC6D-B40272640BE9.jpg)
コーキングの打ち替え工事はサイディング外壁の塗装工事において必ず施工しなければならない工程のひとつとなっています
新築時のコーキングの耐用年数は一般的に5年から7年程度で経年劣化が始まります
これ以外にも建物の揺れによるハズれが起こり日々の点検が必要な箇所となっています
新築から加入されている建物の10年保証にコーキングが含まれているケースは少なく
そのことを知っている戸建のオーナーさんもほとんどいません
コーキングの劣化が進むと
- 雨漏れ
- サイディングの滑落
- 柱の腐食によるシロアリ被害
などのリスクに直結することが多く注意が必要です
『あの時に外壁工事をしておけば余計な出費がかからずに済んだ』
このようなケースにならないようにお早めにご検討ください
尚、コーキング工事の際は
可能な限り打ち替えをリクエストしましょう
旧コーキングの上にプライマーを塗って増し打ちも可能ですが
撤去が出来るところは外してもらい新しいものに打ち替えてもらうと長持ちします
但し、撤去することによって不具合が起きたり
逆に雨漏りのリスクを背負う箇所などは増し打ち施工を行います
物理的に外せない箇所も同様と考えます
選ぶべきコーキングの種類
![コーキングの種類](https://i-tec-jp.com/struct/wp-content/uploads/34E3E63D-DEC2-4674-9D72-7766A99ED115.jpg)
ここではコーキングの種類についてお伝えします
シリコンコーク
外壁塗装工事においてあまり使われることがないコーキング
硬化後のコーキングの上から塗料が密着しないことから外壁塗装工事には適しません
新築時に換気扇のベンドキャップの周りやエアコンカバー取り付け時などの穴埋めなどに使われていることが多く、既存で使われている箇所については注意が必要です
知らずにこの上から塗装をすると塗料が乾いた後にすぐ剥がれてしまいます
ウレタンコーク
安価に手に入りやすく
価格に自信のある業者が使うことが多いコーキング
可塑剤(弾力性を保つための材料)の含有率が高いことが多く乾くとゴムのように固まるのが特徴です
弾力性と密着性が非常に高いことがメリットであると同時に
- 紫外線に対して非常に弱く経年劣化が進みやすい
- 使用の際は必ず上から塗装が必要となる
外壁塗装で扱う場合は、しっかりと硬化時間を設けて塗装を行います
乾燥時間が短いと可塑剤が滲み出るような現象が長期に渡って続き、いつまで経ってもベタベタが止まらない状態が起こり真っ黒に汚れてしまいます
ウレタンコーキングが見積に記載されている場合は硬化時間の確認は必ず行うようにしましょう
変性シリコンコーク
(上で説明した)シリコンコークやウレタンコークに比べて少し高単価のコーキング
普通のシリコンとは違い上から塗装が可能でウレタンに比べて高耐候性が期待できるコーキングです
さらには上から塗装をしなくても充分な耐候性があり人気のコーキングで少し前までの塗装工事の際に使われていました(色によっては今でも使います)
カラーバリエーションも豊富な商品が多く
新築時の風合いを損なわないクリヤー塗装でも多く使われています
とても重宝されている変性シリコンですが
但しこちらの商品も注意点があります
カラーバリエーションが多い商品ほどウレタンコークと同じように可塑剤が多く含有されている場合があり硬化時間を長く必要とします
- 上から塗装する場合→ノンブリードタイプの変性シリコンを選定
- クリヤー塗装の場合→塗った後にコーキング施工(状態により)
『上から塗装するのにコーキングの色関係ないですよね?』とよく質問を頂戴しますが・・・・
断言します!そんなことは絶対ありません!
(但し、デザイン性を重視する等の場合は稀に違うケースもあります)
理由は次の項目でお話しします
ポリウレタンコーク
少し前と比べ随分とメジャーになったのがポリウレタンコーキングです
最近では当たり前に持ってこない業者は恥をかくほどの知名度と機能性
特徴は何と言っても耐候性能が段違い!
可塑剤の含有が少ないにもかかわらず柔軟性が長期に渡って維持され続け
紫外線にも強く密着性も高い
この商品を扱えるようになったことで
ようやくフッ素塗料の外壁塗装がムダにならなくなりました
※今まではフッ素を塗ってもコーキングがダメになってしまうことから期待耐久年数の相違が出てました
この辺りの商品を標準仕様で扱っている業者は信用出来ます
逆に指摘しないと扱わない業者は避けても良いかも知れません
高いので使わないor知らないから使ってない
気をつけて見てみましょう
ちなみにこの商品のデメリットをあえて2つ挙げておきます
ひとつは【他に比べて価格が高い】こと
もうひとつは【カラーバリエーションが少ない】こと
『そのデメリット部分を差し引いても、高耐候性のメリットが欲しい!』と考えるお客様が増えています。
どうかご選択をお間違えになりませんように!
気の利いた工事をする業者は言われてなくても…
![気の利いた工事をする業者は言われてなくても…](https://i-tec-jp.com/struct/wp-content/uploads/35D67B0F-C9D9-4339-86FD-3D3CA63802CE.jpg)
前項でも少し触れましたが
コーキングの上に塗料を塗る場合に色を合わせるかどうか
打ち終わってからでは遅いので念のためリクエストを出しましょう
色を合わせる理由はズバリ
コーキングの上の塗膜は割れやすいからです
どんなに追従性の高い塗料を選んでも
コーキングの上の塗膜は割れてくることがあります
そもそもサイディングボードは1枚ものではありません
ボードの上と下や右と左で張り合わせてあるもの
商品によって大きさが決まっておりその継ぎ目と継ぎ目の間にコーキングが使われています
ここが重要ポイント
コーキングは地震などの大きな揺れが来た時に
サイディングボードがスライドした時にチカラを逃したりクッションになったりしています
この時にゴム質のコーキングは形を残し薄い塗膜は割れてしまいます
この割れてしまったりヒビが入ったコーキングの色が問題です
黒いコーキングが打ってあったことで黄色に塗った外壁に黒いヒビが入ったように見えてみっともなくなります
商品によりますが色によってコーキングの値段が変わることはほとんどありません
まとめ
最後までお読みいただき有難う御座いました
扱う材料と施工してもらう業者によって
10年後、15年後に差が出てきます
当社アイテックではお客様のご要望とご予算をお伺いし、最適なプランニングをさせていただきます
点検(診断)・御見積は、無料ですので
大切なお家を守るために、早めの点検をお勧めいたします!!
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ご相談・お見積りは無料です。気になる症状を見つけたらお気軽にご連絡ください。